サマエル・アウン・ベオール
(SAMAEL AUN WEOR)

[サマエルの写真]

現代ノーシス主義の創始者

[彼の生涯] [著作]] [使命について] [我々に示唆を与える引用文]

サマエル・アウン・ベオールは、20世紀における現代ノーシス運動の創始者である。 ノーシスは実践的で時間を超えた叡智であり、自己実現のための直接的な道を授ける。

生涯:
サマエル・アウン・ベオールは、完全で実践的な叡智を70冊以上の著作と500本以上の講演テープに残した。 1916年にコロンビアのサンタマルタに生まれ1950年代にメキシコに移り住み、 そこで彼のライフワークである自己実現の達成を遂げるよう働き続けた。 その間たゆむことなくノーシスの普及を行った。 生まれながら目覚めた意識を持っていた彼は、自分の人生における使命を知っていた。 しかしながら、彼の著作でも明らかにされているように、彼自身が多くの作業を成し遂げる必要があったのである。 彼はその生涯のうちに賢者の石、偉大なる作業、を成就し、それを獲得するに至る完璧な道筋を私たちに残してくれた。
著作:
彼は著作の中で奥深い内的な知識について明らかにしている。 深い瞑想と、自分自身に対する働きかけによってのみ得られる知識である。 彼の教義は東洋、西洋流双方の手法と概念を包含しているので「総括のマスター」と呼ばれる。 彼の著作からは、(ほんのいくつかの主題を挙げると)再生、カルマ、転生、マインドを静め真実を体験するための瞑想、という東洋的な概念について彼が理解し熟知している事が読みとれる。 しかしながらそれと同時に、秘教的キリスト教と西洋科学についても同様に深く理解し精通している事が分かる。 彼の著作と講演は常に、東洋と西洋双方の概念と実践的手法を含んでいる。
使命:
サマエル・アウン・ベオールは常に実践的ノーシス主義であるところのノーシスを強調し、教授した。 ノーシスは「直接体験によってのみ獲得される魂の知識」と定義される。 彼はその著作の中で、ノーシス秘教心理学、錬金術、タロット&カバラ、宇宙論、文化人類学、エレメンタルセラピー(自然界の精による治療)、ルーンの神秘、ドリームヨガ、アストラルトリップ、チベットの若返り術、瞑想によるマインドの静寂と真実の体験、心理分析の瞑想、秘教占星術、生と死の神秘、子どもの教育、等などを扱っている。 いずれも差し迫った、行動、変化、自分自身に対しての働きかけ、への喚起を内に含んでいる。 本質的に、我々自身の深い眠りからの覚醒を形作るこの変化とは、革命によって成される。 エゴの暴虐に対しての革命、エゴが我々に対して保持している魅惑という支配力からの革命である。 この変化は、彼が記した著作の全てにおいて言及されている、意識革命のための三要素を実践する事により起こる。

三つの要素: 意識覚醒に必要な三つの要素、自己実現の達成に必要不可欠な三要素とは、

死 : エゴの根絶(仏教的寂滅)
誕生: 性エネルギー昇華と性錬金術を通しての真の人間の創造(太陽体の創造)
献身: いかなる類の報酬、見返り、評価をも期待せず他者のために働く事。

そのように彼は著した。 何故なら自分自身がその道を歩き通したからである。 道の途中にある落とし穴や、到達し得る段階について彼は知っていた。 今生での経験、成就、チベットや中国等で生きた過去生の記憶により、彼は私たちを導く事が出来たのである。 そして、智慧の核心は彼の教義に含まれているのである。

サマエル・アウン・ベオールは1977年12月に我々の許を去った。 しかしながら何千人ものノーシス学徒がこの知識を教え続けるので、彼の教えは世界中に生き続ける。 彼自身が教えていた時は、決してそれらの知識に課金はしなかったし、そのようなやり方で教義の普及が続けられる事が彼の願いであった。


マスター・サマエル・アウン ベオールの著作から
我々に示唆を与える引用文


瞑想について

ノスティックは、完全な集中という杯で瞑想というワインを飲むべきである。

「三つの山」

ノーシス心理革命に関して

我々は、一体なに者であろうか、どこから来て、どこへ行くのであろうか。 なんのために、どうして生きているのであろうか。 間違って、「人」と呼ばれているものの、本来みじめなインテレクチュアル・アニマル(理性ある動物)である我々は、自分の無力を知らないばかりか、それを知らない、という事実さえも知っていない。

「ノーシス心理革命」新泉社

性錬金術に関して

エデンとはエーテル界である。エデンとは性そのものである。 そこは性エネルギーの宿る所。我々は性の扉を通ってエデンから出てきた。 性の扉を通じてのみ我々はエデンに入る事が出来る。

「偉大なる神秘」

カ バ ラ

カバラは幾世紀の暗黒の中に失われてしまってはいるが、大いなる母マハ・クンダリーニの子宮ではらまれたる宇宙が、そこには広がっている。 カバラは数の科学である。
タロットを創り出したのは天使メトラトン(Metraton)である。 彼は蛇の叡智の主であり、預言者エノクであった。 聖書は彼について語っている。

「タロット&カバラ」


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